劇場版CLANNAD

劇場版 CLANNAD −クラナド− OFFICIAL SITE


実は昨日見に行ってきました。
かなり混んでいて、私がついた時には残り三十席を切ったほどだったのですが、ギリギリ観れましたよ♪
いや、かなり前の方の、しかも端っこという非常に首に負担のかかる席だったのですが(苦笑


で、感想。


…………う〜ん、酷いね♪(ぉ


(おもっきしネタバレ)


演出の酷さについて、最早語るまい。
語り始めたら見るに耐えない罵詈雑言が延々と続いてしまいます。
時代に置き去りにされた老人の哀れな姿に涙するだけです。


なので演出についてはパスして、別の視点から。
真っ先に感じたのは、製作予算が少なかったのかなぁ〜という事でした。
というのも、作画が微妙すぎたので。
キャラデザとか演出とかではなく、単純に絵が全体的に低調だったのですよ。
もちろん、先日見たエヴァンゲリオンと比べるのはあまりにも非道だとは分かっていますが、同じ金を払って見ているんだから「でもそんなの関係ねぇ!」とも言えます。
ぶっちゃけ、テレビアニメとそう変わらないのですよねぇ。
今時、OVAでも満足できないレベルです。
今の劇場版アニメ(日本の2Dだけじゃなく、アメリカの3Dも含めて)の水準から比べれば、酷い出来ですよ。
映画館で見る映画ってのはよっぽどでないかぎりそれなりに力を感じるものですが、それが一切ないってのは致命的です。


音響に関しては、BGMやSEがやや滑ってる感あり。
ま〜、これはやっぱり演出の酷さなのかもしれませんが。
けど、歌は凄く良かったです。
これはガチですね。


脚本は……よく頑張っていたと思います。
もともとあの長い物語を90分程度で纏めるというのは無茶な話なんですから、十分だと感じました。
取捨選択とか再編成とか、普通に良くできていると感じましたよ。
重要視すべき点を軽く、軽く流すところをうざったくなのはやっぱり演出の所為でしょうし。
問題は、朋也が肩を怪我するシーン。あのシーンの酷さはむしろ笑うところなのではないかと劇場の様子を確認したところです。
また、致命的な事に、ラストが酷いです。
なにがそんなに朋也を立ち直らせたのか、さっぱり分からない……。
あまりの急展開、超展開に愕然とし、EDが流れてからも立ち上がれず、最後の最後まで何かしらシーンがあるのではないかと待ち続けていたほどです。
終わったという実感がこれほどない結末も珍しいでしょうに(汗


総評としては、別段金を払ってみる映画じゃありませんでした。