バトこん

というわけで、フラ感第二回。
今回は1222
やっぱりネタバレ上等なので、未読の方はご注意ください。
あと、今回は共に否定的な感想なので、その点もご注意を。




No.12 海の光

それが出てきた時点で全てが駄目になる設定というのは幾つかありますが、その最上位に位置するのが『フランス外人部隊』だったりします。『外人部隊に何年か居たから強い』というあまりにも陳腐な話の持っていき方は、正直、見るに耐えません。なんですか? 外人部隊は超人集団ですか? 梁山泊とかそういうのですか? そこさえ出てればなんでもOKですか?
というわけで、白けっぱなしで読んでしまいました(涙
《スヴァロギッチ》の設定も奥行きは感じさせてくれるものの、描かれている部分は薄っぺらくてなんだかなぁな気分ですし。ヒロインが攫われて助けるために主人公が隠していた力を発揮という流れも……ねぇ?
もっとエンタメに傾倒するか、ハードボイルドに特化して欲しかったですよ。


No.22 滑稽なダンス

う〜ん、どこからどう突っ込んだら良いものか(汗
とりあえず、吸血鬼ものは数がある上に良作も多くて、どうしたって比べちゃいます。
「吸血鬼に抱かれた純潔は吸血鬼になる」というのを始め、色々と設定を用意してくれているわけなのですが、そのどれもが中途半端で……もうちょい説明するか、しないなら捨てて欲しいものばかりでした。
武器の解説を入れたり、言い回しを強化したりすれば多少見栄えはするようになるだろうとは思いますが、根本的な部分からてこ入れしないと厳しいかも。
いや、まぁ吸血鬼が肉体派(武闘派)って設定には笑わせてもらったんですけどね。
これはいいなぁ♪ このキャラは素敵だなぁ♪
なんというか、むしろこのキャラを主人公にした物語にして欲しかったかも。
洋館の中で日々筋トレしながら、ハンターが訪れるのを今か今か待ち続ける(だから直ぐに襲ってくる)ヴァンパイアって、面白くありません? きっと、通販で筋トレグッズとか買ってるのですよ。鏡の前でポーズを取ってみるものの、映らないからとっても空しいのですよ。