本日の購入図書

フルーツバスケット 22 (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット 22 (花とゆめCOMICS)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

西尾維新さんの「化物語」。
実は上巻は以前に購入していて、読了してますが……。
やっぱこの人の台詞回しは天才的ですね♪
もう、何回笑った事か。
特に第二話に登場する八九寺真宵が凄いです。ぶっちゃけた話、完全無欠にCLANNADの風子なのですが、それを更に台詞回しや行動を過激にした感じでしょうか。もう、笑いっぱなし。話的にも良かったですし。
他のキャラもみんな魅力的で、この人は本当に凄いなぁと改めて思い知らされました。
……ただ、解説役がちょっとウザったいので、その辺りがちょっと辛かったかも(笑


そう言えば、以前買った、

DDD 1 (講談社BOX)

DDD 1 (講談社BOX)

……ぶっちゃけ、微妙。
三連続で困った叙述トリックを使っていたのも微妙でしたが、やっぱり主人公がなぁ〜。
奈須さんは主人公の正義漢の熱血漢っぷり……激情的な熱さが良いのであって、こういう主人公はあんまり面白くはなかったです。こういうキャラなら、西尾さんの方が上手そう。お話的にも分かり易い面白さが無いですし。一話では後輩を殺さなかった(ネタバレですよ〜)という展開に酷くガッカリしましたし、二話も乙一さんが書いたほうがずっと面白そうですし……。
奈須さんに期待するタイプの作品ではなかったな〜と。
まぁ、この人は読めば読むほど面白くなってくる人ですし、2巻以降、シナリオが進んでいけば凄い作品になるかも。


で……フルバ。
すっかり発売日を忘れていてちょっと遅れてしまいました(涙
ラスト一巻という事もあって、ほとんどの事に決着がつきました。
十二支の完全解放……何より、猫憑きである夾の解放。
というわけで、以下ネタバレ。




父親との決着に関しては、正直、父親の『悪』に触れて欲しくはなかったかも。
この辺り、夾の罪を薄めてしまうもので、彼の悩みや苦しみを、意味の無いものにしてしまったのではないかと。
これは、かなり残念でした。
また、アキトの言動に関しても微妙だよなぁ。
彼女の発言は凄く都合の良いもので、ぶっちゃけた話、『興味がなくなったから要らない』と言っているのと同じです。
更に、神性を失うような言動をしているわけなのですが、これまでその力によって成り立っていたソウマの一族が、それをあんなにも簡単に許すのかなぁと(往々にして人間は神様を容易に信じるけど、願いを叶えてくれない神様はそれ以上に容易に捨てるものだし)。まぁこれはちょっと言及されていましたし、最終巻で触れられるのかもしれませんけど。
更に更に、神との契約と猫が嫌われている理由、その真相についても微妙。
これ、アキトの昔語りとして語らせた方が綺麗だったのではないかなぁと思いました。
……ぶっちゃけ、あぁいう形で表現するには、あんまりにも陳腐ですし。


と、随分否定的な感想ばっかりですが、それでも流石は高屋奈月先生って事で。
十二支の解放のシーン。そこでみんなが泣き出すシーンの上手さは抜群でした。
関係ないこっちまで泣きそうになっちゃったよ……。
『どうしようもないことなら せめて 一緒に泣いてほしい』
の前後はあんまりにも綺麗過ぎました♪


とまぁそういうわけで、いよいよラスト一巻。
……何を書くんだ???(汗