一票入っててビックリ

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えりくらさん、おめでとうございます〜♪


感想会の日は古い友達と飲みに行ってて参加できず、すみませんでした。
カラオケで頑張って歌ってみたらすげー喉が痛くなって鬱です。
更に自分のヘタクソさに大鬱です。
自分の歌声ほど気色の悪いものはないんじゃないかなぁ?
友人達が楽しそうに歌ってる感覚が理解できなくて更に倍率ドンで鬱ですよ。


と、それはともかく。
私の作品は「水」でした。
たぶん誰も予想できなかったんじゃないでしょ〜か?
普段から書かないタイプっていうか、他人が書くとすげー叩くタイプの作風ですし(ぉ
ま、でもこういうのも書けない事はないんだよ〜、と。
過去2作品があんまりにもアレな感じなので、ちょっと違う雰囲気を出してみました。
それに、あんまり説明しすぎると駄目な内容でもありましたので。


なわけで、色々と分かり辛かったでしょうから、簡単に解説を。




水とは無限に拡散するものの集合体、即ち時間、未来であり人生です。
それが閉じられたグラスにある、というのはそのままリトバスの世界を指します。
恭介達が作り上げた狂った世界ですね。
そこに現れた光、希望は理樹と鈴の成長です。
会話部分はその望んでいた結末に対する恭介(達)の心情です。
原作の最後、恭介は涙ながら「ずっと一緒に居たかった」と語ります。
現実の痛みを知っていて、夢が終わる事の痛みも知っていて、希望を願い、けどその結末を嘆いたわけです。
希望が語りかけている内容は、要約すれば「理樹達が巣立つのが嬉しいのか悲しいのかどっちなの?」って事であり、だからその答えは「全部です」なのです。
けど何を感じようとそんな世界はいずれ破綻するわけで、水は枯れ世界は崩れます。
どれほど終わっていく時間を惜しみ取り戻そうとしても、です。
そして遂には果ててしまったグラスの中で最期に残された一滴の水。
それは喜怒哀楽悲喜交々に満ちた時間を凝縮したもの、命そのものなのでありました。


原作の中で恭介は理樹にとって導いてくれる大きな存在だったわけですが、私のようなプレイヤーの視点では彼がとても子供っぽい理屈で動いていた事が分かると思います。
本作の中で語っている『人物』もその幼さに気づいています。
が、それはその『人物』がそれほど大人になれたという意味であり、グラスの底に残った一滴の水が恭介(達)の命である事を知っていて、尚且つそれを口に含めた人物。
ラストの台詞は生き延びて、そしてずっと生き続けてきた理樹と鈴なのでした。


恭介死亡後作品はどうにも寂しいものばかりでしたが、それだけで良いのかな、と。
彼らが幼い感情をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせて必死に残してくれた命を食べて生き残った理樹と鈴の、真っ直ぐな将来というのを書いてみたかったでした。
いや、書くための基準を自分の中で作りたかったのかな?
私の中でこの作品は死亡後ストーリーにおけるハッピーエンドフラグなのかもです。