見て来たぜ〜

エヴァンゲリオン公式サイト
感想としては……


「なんという二次創作だ……」ですw


いや、別にネガティブな意味じゃないですよ?
なんだそりゃ、と思った部分がなかったわけじゃないですが、意味はあります。
というわけで、


以下ネタバレ注意!!

いやだってねぇ、熱いシンジとかSS以外じゃ想像つかないでしょう(苦笑
お前はラノベの主人公かよっ、と突っ込みを入れたくなりました。
特にラスト……凄かったです。燃えるよりもポカーンとしちゃいました。


ただ、そういう改変が新劇場版のシナリオに組み込まれている印象です。
熱いシンジ、能動的なレイ、他者を思いやれるアスカ。
他のキャラもそれぞれが少しだけ前向きで、よりよい未来を勝ち取ろうとしているようです。
TV版と同じシーンだけど台詞が全然違っていたりして面白い。特にエレベーターでレイとアスカ会うシーンなんか、TV版だと突き放すような壁を感じさせるだけなのに、新劇場版ではちゃんと対話してお互いを理解し合うようになっていたりして。
序の時点から囁かれていた事ではありますが、どうやらこの新劇場版は二周目以降の物語のようです。カヲルも今度こそって言ってましたしね。
そういう意味で二次創作的だという表現は間違っていないのではないかと。
製作側も我々視聴者も、登場人物もTV版の記憶を持ち、あの結末を変えようとしている。
そういうエネルギーを感じさせる作品でした。


その意味で、新キャラの存在感は大きかったです。
アバンでいきなり登場するんですが、すぐさま思いました。
登場する作品間違ってるよ、と。
彼女が登場すべきはこっちです↓

ホント、笑い出しそうになりましたよ。なにこの熱血格闘キャラw
痛みに屈せず、戦いを楽しむキャラというのは既存のエヴァじゃありえないですからね。
だからこそ、良い。彼女のようなキャラが出てくる事は、TV版のシナリオがはっきりと破壊された事を示しています。
ぶっちゃけ出番は少ないしいまいち活躍しないしで、本当に必要なのかと思うようなキャラなんですけど、変化の象徴として輝いていたと思います。


そうしてシナリオが壊された結果があのラスト。
序はほぼ全編焼きまわし、破も様々な変化はあるもののTV版の枠の中にあって、ラストでそれが決定的に破壊されました。
ここから先の展開は誰にも予想できない、本当の意味での新しいエヴァンゲリオンとなりそうです。


ちなみに、使徒は相変わらず凄いです。序のラミエルには度肝を抜かされましたが、今回のもそれに負けてません。
ただ、エヴァ側はちょっとやり過ぎかも。落下使徒を受け止めるシーンで、鉄板を出してカントを作るとか。お前ら、それは何の目的で作ったものなんだよ、とか笑えました。いや、笑いつつ微妙に萎えました(ぉ
あとビーストモードとかね。あれも酷い(苦笑
この辺りはもうちょっと腰をすえて(飛び出し過ぎないように)作ってほしかったなぁ。